畳に家具を直置きするときは新聞紙を敷くのが効果的!?へこみ対策からおすすめ配置のすべて

畳はフローリングと違ってクッション性がある他、天然素材のい草を使っているので家具を直置きする時は、へこみや傷がつかないか気をつかってしまいます。新しく張替えしたばかりの畳だとなおさらです。

誰でも長くキレイに使いたいもの。巷のおすすめで新聞紙で対策をすればいいとか、家具の配置に注意が必要とか色々と言われていますが、中には憶測の域をでないものなであるので注意が必要です。

そこで今回は畳に家具を置くときの対策からおすすめの配置についてまとめてみました。最後までお読みいただければ幸いです。

畳に家具を直置きする時新聞紙を敷くのは昔からの知恵袋?現在の新常識とは

新しい畳に張替えすると忘れていた青さを思い出し、誰しも長くキレイに使っていきたいと思うのは当然のことです。

でも大事に使おうとするあまり、家具の下に新聞紙を敷いたりするのは昔の名残なのかもしれません。昔は畳を上げた床板に新聞紙を敷いてから張替えをした畳を敷くことが一般的でした。しかし今では家も断熱性や機密性が向上しているため、新聞紙を敷くと湿気を呼び込みその新聞紙がため込む性質があるために、畳の下には湿った新聞紙がいつまでもあることになり、畳が乾くことができなくなってしまいます。

これを解決する方法としては、畳店には専用のシートがオプションで用意してあります。薬を散布してあるのから、天然の竹炭や松ヤニを使ってあるものまであるので用途に合わせてお選びいただけます。

畳に家具を直置きする時は、これらのことを考えると直接置いていいような気がします。換気等をすることで湿度をコントロールすれば、畳もフローリングも快適にお過ごしいただけます。

家具のへこみから守るのはあのウインタースポーツだった!?これなら畳も大丈夫!

畳の部屋で家具を置くと、次に気になるのはへこみだと思います。そんな時は家具の底面を見てみましょう。タンスなどの家具の底面の面積が大きく、平らであれば重量は分散されるのでへこみにくくなります。

逆に脚がついた家具ですと脚の部分だけに力が加わってしまうので、重量にもよりますがへこみができてしまう可能性があります。

こんな時は当て木をするといいでしょう。雪の上は普通に歩くと埋もれてしまいますが、スキーの板を履くと沈まずに移動することができます。これは同じ重さでも雪に接する面積がスキー板の方が広いので、重さを分散することができるからです。

新しく家具を買う場合は、脚がスキー板の形状をしているのを選べばへこみを軽減できますが、万が一へこみができてしまっても、表替えなどの工事の時にへこみ部分を補修で平にするのでご安心ください。

畳の部屋の家具は目線にあり!色の配置で上質な空間を実現する方法

和室はもともと畳に直接座ったり寝たりすることができるので、畳に近い場所でくつろぐことを前提に家具を配置するといいでしょう。テーブルや棚などの家具は目線のことも考えて低めのものをチョイスすると和室の雰囲気を壊さずに安らぎの空間を作れます。

また畳の色も大事になってきます。昔はい草を使った畳しかありませんでしたが、今では和紙や樹脂製のカラー畳があるので、壁の色や家具と同じように相性を考えてコーディネートできます。

ナチュラルが好きであれば白色やベージュ、北欧テイストなら薄い灰色や緑色、モダンでまとめたいなら白色や黒の畳がベストです。

レトロで攻めたいなら従来の畳でい草を使った長方形の形で、スタイリッシュがお好みなら半畳のヘリなしがグッドです。畳の色や形を決めてから家具を配置する。そんな方法がまとまりのある空間への近道かもしれません。

まとめ

和室ということで考えすぎてしまうこともあるかもしれませんが、家具の形状や対策を知れば基本的にはフローリングと何ら変わりはありません。それどころか何年かに一度の張替えで色々なテイストを味わうことができるのは畳の一番の特権なのかもしれません。