畳の模様の種類を知ればインテリア選びも楽しくなる!?ヘリの意味とパターンのまとめ

お部屋の印象を決めるといっても過言ではない床材の模様や色。壁や家具などと合わせるために色々な種類から悩みながらも選ぶのが一番楽しい時かもしれません。

床材のひとつである畳にも色や模様の種類があるのをご存知でしょうか?一般的なパターンの模様から個性豊かな模様まであり、畳の両サイドに付いている布製のヘリにも意味が込められています。

そこで今回は畳の模様に付いてまとめてみました。最後までお読みいただければ幸いです。

畳の模様は種類が豊富!色や柄で選ぶのがモダンへの第一歩

あなたが普段目にしている畳は引目(ひきめ)と言い、一般家庭から神社仏閣などの多くの和室に使われている種類です。

ところが畳の模様にはこの引目だけではなく色々な種類の柄模様や色があり、代表的なのが市松の模様になります。い草の根本部分の白色と中心部分の緑色の違いを利用して、それを交互に織り上げて市松の模様を出した畳です。

インパクトを重視したい場合は表面全体に市松の模様が出ているのがいいでしょう。上品にまとめたい時は畳の中心に向かってボカして消していく市松がおすすめです。

また、和紙や樹脂製の市松には黒やグレー、ピンクといった種類の色があり、い草を使った市松とは一味違う雰囲気を楽しむことができます。市松の他にも色々な模様の畳があるので、何回か張替えする一つとして候補に入れておくのもいいかもしれません。

畳のへりの模様はデザインだけじゃなかった!?その込められている意味とは

先ほどお話しした市松模様はデザインがカッコイイだけではなく、ちゃんとした意味があるのをご存知でしたか?市松模様はその柄が途切れることなく続いていくことから繁栄の意味が込められ、子孫繁栄や事業拡大などの縁起の良い模様です。

畳の両サイドに付いている布製のヘリの模様にも意味があります。まずよく使われているのが亀の甲羅に見立てた六角形を並べた亀甲(きっこう)の模様です。

亀が長寿の象徴であることから亀甲の模様も長寿を意味するめでたい模様です。おじいちゃんやおばあちゃんの畳替えをプレゼントするときに使うと喜ばれると思います。

続いては青海波(せいがいは)です。穏やかな波がどこまでも続いている様子を模様にしていて、未来永劫平穏にという意味があります。結婚祝いで新居に付けてみてはいかがでしょうか。

最後は麻の葉の模様です。麻の葉は災いを遠ざける魔除けとされてきました。また、麻の丈夫さや成長の早さにあやかって子供がすくすく育つようにと願いを込めているのが麻の葉の模様です。お孫さんと一緒に里帰りする娘さんを出迎えるとき表替えと一緒に麻の葉模様を付けると、あなたの株がさらに上がること間違いなしです。

畳の敷き方のパターンは自由自在!?ルールに捉われない極上の模様とは

畳の張替えや新調を検討するときに、ヘリや畳の表面を覆っている畳表(たたみおもて)に目がいきがちですが、畳のサイズも考慮しなければいけません。

6畳のお部屋ですと一畳の畳が6枚入るのがパターンですが、半畳と一畳をミックスしたり向きを変えるのもおすすめです。半畳のヘリなしの畳を敷き詰めるのはメジャーなパターンですが、そこにも一畳を加えたりするとアクセントとなり、世界で一つだけの模様が出来上がります。

他の床材でやるとまとまりがなくなってしまうことも、畳だとしっくりしてしまうのは不思議なところです。ぜひあなた好みのパターンで畳を敷き詰めてください。

まとめ

畳のヘリ模様にはそれぞれ意味があり、色やデザインと合わせてお選びいただくと楽しさも倍増します。また、プライベートなお部屋には思い切ったパターンの敷き方をすることで、オリジナルなお部屋に生まれ変わります。わからないことがあればお近くの畳店までご相談ください。