畳の上にホットカーペットを敷いても火事にならない?カビやダニから身を守る注意点と対応とは
寒い冬は、こたつやホットカーペットなどがどうしても恋しくなる季節です。フローリングと比べれば寒くないと言われている畳でも、女性やご年配の方は足元の冷えに対する対応をどうにかしたいものです。
そこでふっと思うのが畳にホットカーペットを敷いても大丈夫かという疑問です。高温になるホットカーペットで畳が燃えて火事にならないか不安ですし、カビやダニの発生も気になるところです。
そこで今回は畳にホットカーペットを敷いても大丈夫なのかをテーマに解説させていただきます。
畳に直接ホットカーペット敷くと火事になる可能性は?未然に事故を防ぐ対策とは
足元から温めてくれるホットカーペットは火を使わない暖房器具であることから、お子様がいるご家庭でも安心して使用できます。
安全なイメージのホットカーペットですが、一方では火事や怪我などの報告もされています。ホットカーペットは電熱線を電気であたためて熱を発生させる仕組みでですので、折り曲げた状態で使用するとその部分に負荷がかかり、電熱線が傷ついてしまいます。使用するときはキチンと広げた状態にしてください。
また重たい家具を置くことも電熱線を損傷する危険性があります。特に椅子やソファーは圧力が一点に集中しやすいので注意が必要です。そして布団や毛布、クッションなどの保温性が高いものを同じ場所に放置しないことも重要です。
畳に限らずホットカーペット敷くときは、必ず取扱説明書をしっかりと読んでからご使用ください。
ホットカーペットにはダニ機能があるから畳に敷いても大丈夫は都市伝説?
畳にホットカーペットを敷いている方は意外と多く、特にダニやカビの発生を心配する声も少なくありません。実際のところ畳にホットカーペットを敷いても大丈夫なのでしょうか?
結論から申し上げると条件付きで問題ありません。条件とはホットカーペットを敷きっぱなしにせず、一週間に一度ぐらいは畳から取り外してください。ダニやカビは高温多湿を好むために、畳の通気性は確保しておきたいものです。ホットカーペットの方の掃除も忘れずにしてください。
最近はホットカーペットにダニ機能が付いているのが一般的になってきて、定期的に使っている方も多いと思います。
しかしある報告によると、表面に固定したダニの死亡率は2時間後に中央部で90~100パーセントに達しましたが、実環境に生育しているダニは隅の低温部に逃げていくみたいです。
一部表面では50度近くまで温度が上がっても、多くの表面では35~40度の範囲であったためです。
そのためにダニ機能にはあまり頼らずに、掃除や換気などと合わせてやることが重要です。
まとめ
畳に限らずフローリングでも、ホットカーペットの使用方法を間違えると火事などの事故につながってしまいます。
また畳にホットカーペットを敷くなら、ダニ機能と並行してこまめな換気と掃除をしっかりと行うように心がけましょう。