加湿器にシャープな畳は置き場所次第でこんなにも快適!この冬カビないためのおすすめ対策とは

冬になって寒くなってくると、乾燥から身を守るために加湿器を使うことが多くなります。乾燥すると心配なのが風邪などの健康面や、肌も乾燥するなどの美容の面です。

しかし加湿器の置き場所や、過剰な使い方をするとカビなどの原因になってしまうこともあります。特に畳は天然素材を使っているので注意が必要です。

そこで今回は加湿器の置き場所から、カビが生えにくい畳のおすすめ対策をまとめてみました。

畳にも潤いを与える加湿器はすぐれもの!?冬に忍び寄るカビの正体とは

畳は空気をため込むと同時に湿気を吸ったり吐き出したりして、お部屋の湿度を調整する働きをしています。畳一枚で500mlの自然吸湿能力がありますが、時としてそれが裏目に出てカビてしまう時があります。

畳に限らずカビが生える原因として温度(20度〜30度)・湿度(60%〜85%)・栄養(垢やフケ)が挙げられますが、このうち一つでも減らすことができればカビが生えずらくなります。

ならば冬は湿度が低いからカビの心配はないと思われがちですが、時節柄加湿器を過剰にやりすぎてしまうことがあります。

畳は元々水分を蓄えているので、そこに過剰な加湿をしてしまうと飽和状態になりカビが生えてしまいます。これを回避するには温度計と湿度計が一緒になったものを部屋に用意しておくか、湿度をコントロールする機能が備わっている加湿器を選ぶのがいいでしょう。

また、フローリングは調湿作用が少ないのでカビが生える確率は低いですが、長期にわたって過剰にやりすぎると、床材の糊の剥離により張替えをしなくてはいけなく、高額になるので注意が必要です。

加湿器は置き場所によって畳に影響でる?和室と洋室のたったひとつの違いとは

和室は畳をはじめ、襖や障子などにも自然素材をふんだんに使っているので調湿機能があり、洋室と比べると湿度を保ってくれる傾向があります。

しかし寒い冬は、暖房器具をつけると湿度が下がってしまうために加湿器を使う場合もでてきます。そこで重要なのが加湿器の効果を最大限にするには設置場所がポイントとなります。

畳に直に置くよりも通常のテーブルの高さぐらい置くと、部屋全体を加湿しやすくなりまます。また、入り口近くはドアの開閉で湿度が低下してしまうので避けた方がいいでしょう。

そして断熱効果が低い窓付近も結露の原因となってしまうので注意が必要です。電化製品も湿気に弱いので加湿器を近づけない方が賢明です。

畳の部屋でおすすめの加湿器は方法もさまざま!チョイス次第で快適さがこんなにも違う!?

畳の部屋に限らず加湿器を選ぶときは、部屋のサイズに合った加湿器を選ぶことが大切です。加湿器には適用畳数が記載されていて、日本電気工業会規格に基づいて室温20度の時に湿度を60%維持できる能力が記載されています。

また加湿方法も4タイプあり、スチーム式は水を熱で気化させた蒸気を風で送ります。4タイプの中で加湿能力が高いのはスチーム式ですが、電気代がかかるのと水蒸気が熱いので小さなお子様がいるご家庭は注意してください。

気化式はフィルターに水分を含ませ、そこに空気を送ることで蒸発させます。電気代は抑えられるものの熱を使うタイプと比べると雑菌が繁殖しやすく、メンテナンスが必要です。

超音波式は、水を超音波で微振動させて霧状に放出します。気化式同様に熱を使わないために電気代が抑えられる他、静音性が高いのが特徴です。しかし水を熱しないために、こまめな手入れをする必要があります。

最後はハイブリット式です。気化式+ヒーターと超音波+ヒーターの2タイプがあります。気化式+ヒーターはフィルターに温風を送り効率よく部屋の湿度を上げてくれます。スチーム式ほど蒸気が熱くないので安全です。超音波+ヒーターは、水を温めながら超音波で細かい粒子にして風で送り出すために、超音波だけのものより早く水分を送ります。いい事ずくめのハイブリット式ですが、本体が高価なことと電気代がかかってしまうことがデメリットとしてあげられます。

まとめ

お部屋の広さや用途は人それぞれありますが、畳の部屋で加湿器を使うときは調湿作用があるので、加湿器がすでに備わっているという前提でお使いいただければ幸いです。

万が一カビが生えてしまった場合は、お近くの畳店までご相談ください。