処分した畳はリサイクルされて肥料になっていた!?料金から処分方法まで大公開!

畳が古くなって新調したり、リフォームをして畳が不要になった時は処分しなければなりません。しかし畳をどのような方法で処分したり、料金はいくらかかるのか?わからない事だらけです。

世の中は物があふれる一方ですが、中にはきちんとリサイクルされて肥料などに形を変え、私たちの知らない間に役にたっているものもたくさんあります。

そこで今回は畳のリサイクルについて解説させていただきます。

畳のリサイクルと処分は時間と労力をかければ安くなる?本当と嘘

畳を自分で処分しようとすると、まず考えられるのがゴミの収集日に出すのが考えられます。しかし大きくて重い畳をそのまま出すわけにはいかないので、電動ノコギリなどで自治体が定めている大きさまで切る必要があります。

また、可燃ゴミで出す場合は畳が全てワラでできているもので、中に発泡スチロールなどが入っていたりすると持っていってくれませんし、小さく切っても大量に出した場合、近所迷惑になったり収集車も持っていってくれません。

他の方法としては粗大ゴミとして収集を待つか、直接クリーンセンターに持っていくのが考えられます。収集を待つ方は自分で家の外まで出しておく必要があり収集車が来るまで時間がかかる他、畳が濡れないようにしておくスペースが必要となります。

直接クリーンセンターに持っていく場合も自分で畳を外まで出し、畳が積める車が必要となるために現実的だはありません。

処分の方法は全国統一ではなく地方自治体によってルールが決まっていますので、まずはクリーンセンターに相談してから自分に合った方法を決めるといいでしょう。

畳のリサイクルで考えたら畳店が一番!?工事と一緒にやれば料金がお得になることも!

畳が古くなり新調した時は、通常畳店が有料で回収してくれるので一度で済み安心です。料金でいうと一枚2,000円〜3,000円が目安となります。

不用品回収業者や一般廃棄物業者の場合一枚5,000円〜6,000円のところが多く、不用品回収業者の中には回収した畳を不法投棄する悪徳業者もいるので注意が必要です。

畳店でしたら古い畳の処分にも慣れているので、不法投棄されるリスクが抑えられますのでお近くの畳店までご相談ください。

ただし、畳だけの処分の場合は出張費などが加算される場合があるので、事前に電話してご確認ください。

畳をリサイクルすると肥料や燃料に形を変えて知らないうちに役立っていた!?

畳も処分してしまえばただのゴミとなってしまいますが、リサイクルすれば立派な資源となります。通常畳店が回収した畳は畳専門のリサイクル業者へと引き継がれます。

回収された畳は、自動破砕機にかけ用途に合わせて細かく砕きます。

畳に付着しているホコリや異物はバグフィルターにて除去します。

その後コンベアにてヤードにカットわらが送られてきます。

こうして出来上がったのが農業生産者向けの圧縮ワラだったり

無添加にて固形化された燃料(バイオマス用燃料)となって再利用されています。

まとめ

畳は表面の畳表(タタミオモテ)が汚れてしまっても裏返しや表替えで何年も使うことができます。古くなった畳を処分する前に、張り替えで済ませられないかチェックしてみてください。

そのことが最大のリサイクルとなり、エコにもつながります。ご自身で判断がつかない時には、お近くの畳店までご相談していただければ幸いです。