かゆみやくしゃみってアレルギー?畳とフローリングから赤ちゃんを守る予防と対策とは

昔、アレルギーがある人ってそんなにいなかったのに、今では周囲にアレルギーを持った人が増えたと思うのは私だけでしょうか?

調べによると2011年時点では約二人に一人と大幅に増加しています。アレルギーと言っても気管支喘息、アトピー性皮膚炎、花粉症など種類はさまざまです。

そこで今回はダニ・ハウスダストについて取り上げたいと思います。症状が現れないように症状の原因となるものを周囲から除去し、できるだけ赤ちゃんの時期から小児期にかけて原因を早期発見、治療をすることによって重症化しないようにしましょう。

 

そもそもアレルギーってなに?デリケートな赤ちゃんから大人まで徹底解説!

私達の体には、病気を引き起こすウイルスや細菌などから体を守る仕組み「免疫」があります。それが特定の異物(ダニ・ハウスダスト等)に対して免疫が過剰に反応して体に症状が出ることを「アレルギー反応」と言います。

お母さんにアレルギーがなくても赤ちゃんには症状が現れることもあり、まだ免疫機能が整っていない赤ちゃんは無防備状態です。

赤ちゃんの3大アレルギーとして「大豆」「牛乳」「卵」は有名ですが、必ずしも食べ物だけではありません。代表的なのがハウスダストです。

人によって症状は違いますが、アレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎・気管支喘息などがあり、重症化すると生活にも支障をきたすこともあります。

赤ちゃんがアレルギーかも知れないと思ったら、お近くの病院へ相談に行くことをお勧めします。

 

畳にはアレルギーの元がいっぱい?ちょっとした予防と対策で快適になる方法

ハウスダストは、家の中のチリやホコリで1mm以下の目に見えないものをいいます。その中にはダニの死骸やフン、カビ、細菌、花粉などさまざまなものが含まれます。

畳を掃除するときは、畳の目(畳の短手方向に体を向ける)に沿って掃除機の吸引部をゆっくり動かし、一枚あたり30秒以上の時間をかけて、6畳だったら5分を目安に掃除機をかけるといいでしょう。週に2回以上行えば完璧です。

また、ハウスダストを増やさないためにダニを繁殖させないのも重要です。畳に限らずダニは高温多湿を好み、室温が25度を超えると爆発的に増え、湿度が60%を超えると一気に増殖します。そこにダニの栄養となる食べカスや皮脂などがあると、さらに勢いづきます。

掃除機をかけるときは、ゆっくりと丁寧に時間をかけてダニの栄養となる食べカスなどを吸い取り、温度と湿度を換気やエアコン等で調整すれば、そんなに怖がることもないと思います。

 

フローリングなら衛生的でアレルギー知らずを覆すデータに仰天!その真意とは

表面がつるりと平坦なフローリングならば、ダニの発生もなくて衛生的。手入れも掃除機をかけるだけなので色々なところでアレルギー体質の人には推奨されてきました。

ところがスウェーデンでの各床材の面積とアレルギー患者数との関係を見てみると、硬い床材の面積が増えるほどアレルギー患者が増加するデータが公表されました。

ハウスダストはとても軽いためにフローリングだと、人が動き回っている日中は空中に巻き上げられ、寝ている間に舞っていたハウスダストは時間をかけて床に落ちてきます。

あなたもきっと経験があると思いますが、掃除をしたのにちょっと経つと棚やピアノにうっすらとホコリが積もっていることがあると思います。これが空中に巻き上げられたハウスダストの正体です。

ハウスダストは闇雲に掃除をしてもなかなか上手に取れません。そのために朝起きて一番に掃除するか帰宅後すぐがベストです。

まずはフロアモップなどでホコリをからめとってしまうのが最優先です。いきなり掃除機をかけてしまうと床に溜まったハウスダストを掃除機の排気で再び巻き上げてしまうことになり、床掃除の効果が激減します。

フローリングでも掃除機は静かに吸い取ることが大事でその際、窓を開けたりエアコンをつけたりするとハウスダストが舞い上がってしまうので注意が必要です。

 

まとめ

畳もフローリングも、アレルギーにはメリットもデメリットもありますが、共通しているのはこまめな掃除と温度・湿度の調整です。

アレルギーかなっと思ったらまずはお医者さんと相談して、原因となるものを除去しなければなりません。このブログが少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。