畳の部屋でおしゃれに椅子を使いたい!畳を傷つけないおすすめ対策と体に優しい生活様式とは

畳の部屋をもっとおしゃれにしたい!そういう時は畳に椅子の生活をプラスしてみませんか?

直に畳に座るのも良いけれど、やっぱりおしゃれな椅子が欲しいと思っているあなたに、体に優しい生活様式と畳を傷つけない椅子の対策について解説させていただきます。

 

 

畳はやっぱり直座り?それとも椅子?体に優しいこれからの生活様式とは

最近ではフローリングを採用している住宅が多く、椅子に座った生活をしている人も多いと思います。

その一方畳に直に正座やあぐらで座る方もいるでしょう。

生活スタイルはそれぞれの好みもあり一概にどちらが良いかは言えませんが、体に優しいのはどちらでしょう?

気になったので調べてみました。

 

畳に正座やあぐらは負担になる?

正座は膝に悪いと言われますが、膝関節は多少の回旋要素はあるものの、屈曲・伸展の動きをするシンプルな関節です。そこに重度な回旋ストレスが加わると痛みや変形を起こします。しかし、回旋ストレスがかかる訳ではないので大きな負担になることはありません。

一方であぐらをかくと、腰椎が後ろに反ってしまうために長時間やり続けると腰痛を招きます。しかし、どんな姿勢も長時間やり続ければ体に負担になります。あぐらは股関節を大きく開くので、股関節を柔らかくするのには良い姿勢です。

 

楽さでいえば椅子がベスト?

椅子の生活は膝関節を大きく曲げる必要がないために、体に痛みがある方には優しいと言えます。しかし、畳に直に座ったり立ち上がるといった動作より筋肉を使わない分、筋肉が弱ってしまう弱点があります。

椅子に長時間座り続けても腰椎に負担はかかるので、時々背もたれ側に向いて座ることをお勧めします。

 

畳の部屋に椅子はおしゃれだけでなく理にかなった方法だった!!

フローリングは椅子を基本として考えられています。直接座ると痛いので絨毯などを敷くのですが、高齢者の転倒第一位は居間です。絨毯などに引っかかって転倒することが多く、フローリングは硬いので骨折などの重大事故を招いてしまいます。

畳であれば絨毯などは敷かないので転倒のリスクは低くなり、転んだとしても畳のクッション性のおかげで、怪我を軽減できます。

また、畳の生活はすぐに横になれるというメリットがあります。うつぶせになると、お腹に体重がかかり腹圧が上がります。これは腹腔内圧といって背骨を支えているといわれています。腰痛の方は腹腔が下がっていることが多く、筋肉を鍛えるより腹圧を調整した方がパフォーマンスアップにつながるという知見もあります。

以上のことを踏まえて考えてみると、畳の部屋で椅子を使うことは転倒時の怪我の防止や軽減がある他、椅子に座れる気軽さと、いつでも直接横になれてリラックスできる二つを同時に体感することができます。

 

今からでもできる畳を傷つけない椅子と対策法とは?

畳はフローリングと異なり、柔らかさがある床材です。そのために椅子の足の形状や重さなどには十分注意して選ぶ必要があります。

ポイントとしては、上の写真のように足の設置面に重みが集中しない(四つ足でない)形状と設置面が大きい形状で、本体が軽く動かしやすい物かどうかチェックが必要です。

設置面が小さく重みが集中してしまうような四つ足の椅子だと畳がへこんで跡になってしまいます。また、キャスター付きの椅子も畳を傷つけてしまうので、適しているとは言えません。

もうすでに畳で四つ足の椅子で生活している方は、ホームセンターなどで四つ足の先端につけるカバーが売っていますので、それをつければ畳を傷つけないように軽減できます。

 

まとめ

畳の生活というと上の写真を思い浮かべる方もいらっしゃると思いますが、実はあなたの身近なところで畳に椅子の暮らしは始まっています。

お寺や、旅館の宴会場などでは畳の上に椅子を使っているところが増えてきています。経験された方も多いんじゃないでしょうか。

畳替えついでに気軽に座れる椅子に切り替えて、たまには畳の上でゴロンと横たわる、そんな二つのたのしみ方ができるのも生活に幅ができて楽しいと思います。

わからないことがあればお気軽にお電話でご相談頂ければ幸いです。