退去する時の賃貸の表替え相場っていくら?畳がボロボロになったらどうしたらいいの?

時間の経過や日頃の使用によって畳がボロボロに傷み、見た目や感触が悪化してくることもあります。

畳の表替えを賃貸でおこないたいとき、費用や手続きはどうするのか気になる方も多いでしょう。

また退去するときに不注意で傷つけてしまった畳の表替え相場も気になる所。

賃貸での畳の交換手続きや、その代金の相場などをご紹介します。

 

ボロボロになった賃貸の畳を表替えしたい!その時の費用は誰が負担する?

畳も含めて室内の設備は全て大家さんの所有物であるために、無断での交換はできません。

しかし、長いこと普通に暮らしていても畳がボロボロになってしまうことはよくあることです。このような場合どうしたらいいのでしょうか?

結論から言いますと大家さんは、有償で部屋を貸している以上、賃貸した部屋に借主が通常の生活に支障をきたすような劣化・損傷等が生じた時は修復等をおこない、通常に使用できるようにしなければならない義務を負っています。(民法606条賃貸人の修繕義務)

ただし、入居して2,3年で畳がボロボロになるような借主の使い方に問題がある場合や、修繕特約に「畳の表替えの修繕は借主の負担とする。」と結んでいる場合は話が違ってきます。

気になる方は更新時期に大家さんもしくは管理会社に相談してください。全額負担してくれたり、全額とまではいかなくても、折半で調整してくれるかもしれません。

 

いよいよ退去の時だけど日焼けした畳の表替えって相場いくらなの?

畳は消耗品ですが、普通に使っていればできない汚れや破損などは、借主が交換費用を負担しなければなりません。

例えば、タバコで焼け焦げをつくってしまったり、飲み物をこぼしたまま放置してシミができたり、結露を放置してカビが生えたというような時は通常の損耗と認められません。

ただし、この時に負担するのはあくまでも借主の過失によって汚してしまった畳だけで、通常損耗分の畳まで費用を負担して替える必要はありません。

表替えの相場として一枚5,000円〜6,000円となり、畳の土台からそっくりかえる新畳だと一枚12,000円〜15,000円+既存の畳処分とし一枚2,000円〜3,000円かかります。

予算が合わないようでしたらお近くの畳店に相談してみるのもひとつの手です。その時も大家さんや管理会社に聞いた方が後々トラブルにならずに済みます。

 

賃貸の畳を高級な畳に表替えしたりフローリングに変えるのはあり?

賃貸に使われている畳は、原状回復なども考慮に入れているので普及品が一般的です。

中には小さなお子様がいたりして、より良い畳でと思っている方もいると思いますが、大家さんや管理会社の許可さえあれば変えられます。ただし借主負担になることは頭に入れておいてください。

フロリングに変更する場合も許可さえもらえれば大丈夫ですが、しっかり決めておかないといけないことがあります。

退去するときにフローリングから和室にもどすのか?そのままでいいのか?です。もちろん借主負担になるので慎重に話を進めてください。

 

まとめ

賃貸は大家さんの所有物である以上、借主が誤って壊したりした設備は責任を持って現状回復しなければなりません。

ただし、常識の範囲内で問題なく使って経年劣化したものに関しては、賃貸契約書の内容や国土交通省が定めたガイドラインを基に借主が負担する分を考慮してくれます。

このブログを読んで大家さんや管理会社と良好な関係を築いていただけましたら幸いです。