縁無し畳の種類や一畳サイズで価格と仕上がりが違う!価格から見るとダイケンがNo. 1?

最近の住宅は、必ずといって良いほどLDKを中心として設計されています。そしてその横に畳の部屋がある間取りが多くなってきました。

そのせいか、純和風の畳よりもモダンな雰囲気の縁無し畳が人気で、特にリビングから見える縁無し畳は違和感なくLDKと調和しています。

そこで今回は、縁無し畳について解説していこうと思います。

 

縁無し畳のサイズには雰囲気を決定づける一畳と半畳タイプがあります。あなたはどっち派?

縁無し畳にしたいと思った時に、まず悩むのが一畳(いちじょう)タイプにするのか?半畳(はんじょう)タイプにするのかだと思いますが、これはお部屋の雰囲気を左右するポイントとなるので、専門家とも十分相談して決めてください。

上の写真は6畳に半畳を12枚敷いた写真で、2色の畳表(たたみおもて)を使っているように見えますが実は1色の畳表です。

どうして違った色に見えるかというと、丈と幅を互い違いに配置することによって、畳の目の向きの方向が違くなり、そこに外からの光があたると濃い色と薄い色に分かれる市松(いちまつ)模様があらわれてきます。

半畳タイプを選ぶと自動的に市松仕様になりますが、お部屋に入ってくる光の関係で、一日を通して濃くでる時と薄く出る時があり、色々な表情を見せてくれます。

一畳タイプにすると市松模様は出ませんが、畳縁(たたみべり)で仕切られ感がなくなっった分、スッキリとした感じに仕上がりました。

今までの雰囲気を壊さずに、シンプルにカッコ良く決めたい方におすすめです。

 

お部屋にあわせて選べる時代!種類豊富なラインナップなら天然表?それともダイケン?

縁無し畳のサイズが決まったら、どのような畳表(たたみおもて)を付けるのかを決めます。

昔は天然の畳表しかありませんでしたが、今はダイケンなどから原料が和紙で樹脂コーティングされた様々なカラーの畳表が発売されています。

天然の畳表はイグサの良い香りがしたり、肌触りが良く調湿性がある一方、日焼けで色褪せたり折り曲げて加工するために割れやすくなりやすいというデメリットがあります。

一方のダイケンは畳表の色が変色しにくかったり、毛羽立ちが出にくく耐久性があります。

また、ピンクや紺色といったカラーが豊富にラインナップしてあるので、お部屋にあわせておしゃれに演出できますが、その反面べたつきやすく、冬場は冷たく感じられたりもします。

また、静電気が発生しやすくホコリが溜まりやすく、年月と共に黒ずんできたりする欠点があります。

 

やっぱり最後は価格が気になる?安くおさえるなら縁無し畳風がオススメ!?

普通の縁が付いた畳とは、製法や工程が全く違う縁無し畳ですから当然価格も気になるところ。

ラインナップがたくさんあるので一概には言えないところですが、半畳タイプで15,000円〜30,000円

一畳タイプで25,000円〜50,000円といったところでしょうか。

豆知識として縁無し畳のことを琉球ということが一般的になってきましたが、厳密にいうと琉球とは畳表の種類で、昔は縁無し畳っていうと琉球の表をつけることが多かった為の名残だと思います。

今では大分の一部でしか栽培されていないために入手が困難で、琉球で縁無し畳を作ると半畳で30,000円〜50,000円 一畳で50,000円〜100,000円ぐらいする希少価値の高い畳です。

話は戻りまして、縁無し畳が欲しいけど予算が、、、という方は畳表と同色の畳縁を付けるとサッパリとしたお部屋に生まれ変わります。

 

まとめ

縁無し畳のサイズや、どういった畳表を付けるかによってお部屋の雰囲気はガラッと変わります。

建具や壁紙などとあわせて自分のオリジナル縁無し畳にチャレンジいただければ幸いです。

わからない場合は、お近くの専門家にご相談ください。