畳替えと新調で迷った時の手順とは?一枚あたりの相場と交換する目安を一挙大公開!!
これまでに畳替えの二種類、表替えと裏返しについてご説明してきましたが、最後の一種類、畳の新調についてお伝えしたいと思います。
畳の新調のことを新畳(シンダタミ)や新床(シンドコ)とも呼びますので、合わせて覚えておくと良いでしょう。
畳の新調の目安って何で決まるの?知らないで損しないための三箇条!
裏返し表替えとローテションで畳替えしていくと、いつかは畳の土台である畳床(タタミドコ)も寿命を迎えることになります。
新調とは名前の通り、畳縁(タタミベリ)と畳表(タタミオモテ)そして畳床すべてが新しくなるために、見た目にも新しく、イグサのにおいがお部屋中に広がり、クッション性のある踏み心地になります。
裏返しや表替えと一番違うことは、既存の畳を処分するためにお部屋の採寸をすることです。
畳は一部屋一部屋寸法が違っていて、同じお部屋でもぱっと見同じ大きさに見えますが、実は一枚一枚寸法が違っています。
畳の場所を変えたりすると隙間ができたり、かたくて入らなくなるのはそのためです。
新調を考えた時に、通販で買おうと思われた方もいらしゃると思いますが、通販の畳は規格の寸法なのでお部屋にキレイに引詰めることはできませんので注意が必要です。
でもお部屋の中央だけに敷くだけでしたら大丈夫なので、畳店だけでなく通販なども利用するのも一つの手かもしれません。
それでは畳の新調の目安はどのようにして決まるのでしょうか?以下の三箇条を元にお考えいただければ幸いです。
踏み心地が悪くなってきた。
歩いた感じがデコボコフカフカしてきたら畳床が傷んできてる証拠ですが、念のために畳を上げて床板を見てみましょう。床板が腐っていてフカフカする場合もあります。ご自身で無理な時は近くの畳店に相談してみてください。
年数で決める。
新しい畳から15年〜20年ぐらい経過した頃が新調の目安となります。畳の厚みは6cm前後が一般的ですが、今は1.5cmなんていう畳もあります。
畳は薄くなればなるほど強度が低くなるので、10年も使えない場合があります。逆にしっかりとした畳が入っていて、メンテナンスも定期的にやっていれば家と同じだけご使用いただるために新調の心配はいりません。
カビやダニ、シロアリが発生した。
畳替えをしないでいると、カビやダニなどが発生する確率が上がります。低度のカビでしたら畳表だけに付いているので表替えで十分対応できますが、酷いカビだと畳床までカビているので新調をお勧めします。
シロアリが発生した場合は、畳店に相談すれば提携のシロアリ駆除業者を無料で紹介してくれます。シロアリの場合はしっかりと駆除してから畳の新調をおこなってください。
新調に交換すると相場はいくらになるの?
裏返しや表替えに比べると高くなる傾向にあります。賃貸用で一枚10,000円〜15,000円中級品で20,000円〜40,000円高級品になると50,000円以上となり100,000円を超える畳もあります。
新調の場合は既存の畳処分が一枚2,000円〜3,000円かかるのであわせて覚えておいてください。
畳替えと新調では手順が違うの?
裏返しや表替えなどの畳替えは、表面の畳表をひっくり返したり新しくするだけなので、隙間や凹みのチェクをしたのちに引き上げて店まで持ち帰りますが、新調の場合は既存の畳を引き上げた後に、お部屋の寸法を測ります。
その寸法を元に店で畳を製作し、出来上がり次第納品となります。新調する時は畳の敷き方やデザインを変えることが可能なので、お部屋の雰囲気を一新したいときなどでも最適です。
今流行りのヘリ無し畳なんかを入れてみるのも良いかもしれません。素材や色など豊富にありますので、お近くの畳店までご相談ください。