所沢市で高級織物襖紙ルノン株式会社あかつきNo.652の張り替え事例をご紹介します!

和室に欠かすことができないもののひとつに襖があります。畳を新しくすると今まで以上に襖の汚れや傷が目立ってしまい、張り替えを検討している方も多いと思います。

そして襖の張り替えで問題になるのが襖紙選びです。ここ数年、洋風柄や無地などが大半を占める見本帳ですが、昔から根強い人気があるのが山水画を表現した襖紙です。

そこで今回は所沢市であかつきNo.652の張り替え事例をご紹介します。

襖に描かれている山水画ってなに?日本と中国の違いとは

山水画とは山や河川などの自然を題材とした東洋画の一ジャンルで、人物画や花鳥画とともに東洋絵画の三大ジャンルのひとつに数えられます。

山岳を霊的・精神的な存在として捉える中国人の自然観を反映しており、さまざまな革新を経て北宋時代に山水画は全盛期を迎えます。平遠・高遠・深遠の三遠法という遠近法が確立され、山水画で用いられるようになります。

いずれの時代も風景画としてではなく、創造した景色が描かれていることが特徴です。

これに対して日本の山水画は当初は中国の影響を受けていましたが、鎌倉時代に雪舟によって実景描写の日本的な山水画が描かれました。これを機に日本独自の山水画の文化が生まれていき、日本画とも称される山水画様式が作られつようになりました。

襖の紙質で山水画の見え方が違ってくる?耐久性や風合いに差が出ることも

襖の見本帳は紙質ごとに分けられており、山水画をはじめ洋柄や無地、総模様などがあります。襖紙は大きく分けると紙系織物系があり、それぞれ高級品・中級品・普及品のグレードがありますが、デザインや柄などグレードごとに用意されています。

しかし張り終えた瞬間から高級品でしか醸し出すことのできない十条間や風合いなどは、デザインや柄が同じようでも普及品では敵いません。

その違いは紙系でいえば繊維の細かさだったり、織物系だと天然の繊維、麻や絹そして木綿などは高級織物で、合成繊維などを使用したものと比べると質や耐久性、風合いなどに大きな差ができてしまうのは否めません。

所沢市であかつきNo.652の襖張り替え事例をご紹介します!

今回畳と一緒に襖の張り替えもということで、数ある見本帳の中から選んだのはあかつきNo.652でした。

あかつきNo.652の柄は山水画を表現している四枚組で、四枚が揃って初めてひとつの山水画となります。つまり襖4本が大きなキャンバスということになり、壮大な風景が現れます。

また、通常の山水画は襖の半分ぐらいの高さまでしかデザインされてませんが、あかつきNo.652は襖の上の方にまで描かれているので、重厚感があり和室をグレードアップさせてくれます。

納品した襖を見て大変喜んでいただき、お役に立てて良かったです。

まとめ

昔はよく見かけた襖の山水画ですが、洋風化などにより見かけることが少なくなってきました。それでも山水画の襖が好きという人は一定数います。

イメージ写真で見るよりも実際に襖に貼ってあるものを見た方がインパクトがありますので、襖の張り替えをお考えの方は候補に入りても良いかもしれません。