リビングに畳の小上がりの高さはどれくらい?収納としても使える小上がりのメリットデメリット

新築やリフォームなどで和室を作りたい場合はバリアフリータイプの和室にするか、小上がりにするか悩んでいる方も多いんじゃないでしょうか?

和食屋さんに行くとカウンターの反対側に一段高くなっていて畳が敷いてある小上がりを一度は目にしたり使用したこともあると思いますが、高さもまちまちで自分にはどれくらいの高さがあっているのか気になるところです。

また空間に高低差ができるために収納として使えるのかも作る上でのポイントとなります。そこで今回は畳の小上がりのメリットとデメリットについてまとめてみました。

畳の小上がりを作るなら収納スペースを設けるるのがベスト?

小上がりはフローリングなどに高さを設けて作られた小さな畳のスペースです。小上がりの高さを有効に使い収納として使用できます。収納の開け方は引き出しタイプと開口タイプ、跳ね上げタイプがあります。

引き出しタイプは、小上がり側面を手前に引き出し収納するタイプです。出し入れしやすい上に使用頻度の高いものを収納するのに向いています。畳の小上がりを使用している場合や、家具を設置していても使用できるので便利です。しかし引き出しの奥にある物を取り出す時は、引き出しの前方部分にスペースを確保しないといけません。

開口・跳ね上げタイプは畳の下の空間に収納する方法です。開口タイプは畳が取り外せるようになっていて、跳ね上げタイプは畳が上に跳ね上がる形で開くタイプです。開口部分が大きいために一発で収納全体を確認しやすいですが、畳の上に物があると収納できないために使用頻度が低い物を収納するのに適しています。

また、引き出しタイプと開口・跳ね上げタイプを組み合わせれば収納量も上がり、使いやすさと両立できます。

畳の小上がりの高さは十人十色?天井高と収納力の最適化とは

昇り降りなどしやすい高さは階段の例からみると段差が20cmであることから、それ以下の高さだと逆につまずきやすかったり収納力が少なくなってしまいます。

畳の小上がりを腰掛にしてテーブルやカウンターとして使う場合はもう少し高さを上げて30~40cmがいいでしょう。また、天井の高さがリビングの場合は椅子の生活を基準に作られているので240cmが平均的です。小上がりの場合は直接畳に座るのでもう少し天井が低い方が落ち着きますが、高くしすぎると圧迫感が出るので注意が必要です。

畳の小上がりはご家族の構成や年齢、リビングの天井の高さ、収納力など総合的にみて決める必要があるのかもしれません。

 

特別な畳の小上がりを作るためのメリットとデメリット

どんな物にでも良いところと悪いところがあるように畳の小上がりにもメリットとデメリットがあります。デメリットとしては、家全体をバリアフリーにしたい方には段差が出来てしまうので向いていません。また今人気のロボット掃除機をリビングと一緒に掃除できなかったり、乳幼児など小さなお子様がいる場合は常に目を離さないようにしなければいけなかったり、家具を置くスペースが限られてしまうことがあげられます。

しかし使い方のバリエーションが多いのが畳の小上がりのメリットです。リビングの中にスペースとしてあるので、ちょっと疲れた時にゴロッと横になったり座ったりできるのは普段使いの癒しの空間に変わります。リビングの一部ではなく独立したスペースになるのもポイントです。

お子様の遊び場や洗濯物を畳むスペース、来客の時は客間としても使え、布団を敷けばゲストルームとしておもてなしでします。

最後に小上がりの畳をどうするのかも大事なところです。天然のい草にするのか?和紙や樹脂製の畳にするのか?はたまたヘリなし畳で一畳にするのか?半畳にするのか?でお部屋の雰囲気も変わってくるので、その際は畳店にご相談ください。

まとめ

畳の小上がりは高さがあるので特別なスペースとして演出できます。ぜひあなたオリジナルの小上がりにチャレンジください。畳の仕様でお困りごとがございましたら、お近くの畳店までお電話ください。