新しい畳を家具から守るのはカーペットを敷けばOK?簡単にできるおすすめへこみ防止とは
新しい畳に張り替えたら、キレイに長く使いたいと思うのは誰でも一緒です。和室に家具がなければへこみ防止にもなりますし、広く使えたりもします。
しかし、生活している以上は家具の一つや二つあるのは当然です。カーペットや上敷きを敷く方法を思いついた方も多いと思いますが、はたしてどうでしょうか?
そこで今回は家具から畳を守るおすすめの方法を解説しようと思います。
畳のへこみ防止にはカーペットが必須?しかしそこには落とし穴がひそんでいる!?
張り替えたばかりの畳をキレイに掃除しようと家具を動かしたら、へこみを発見!ショックですよね。
部屋全体にカーペットや上敷きを敷けばへこみ防止にもなりますが、家具を動かしながらカーペットを敷くのは大変です。
せっかくの新しい畳も見えなくなってしまいますし、カーペットを上げて掃除もできなくなってしまうので、ゴミが溜まりやすくダニやカビが心配です。
畳にカーペットを敷くと、必ずしもダニやカビが発生するわけではありませんが、ダニやカビは高温多湿の環境を好む特徴があるため、畳の通気性は確保しておきたいものです。
特にカーペットの裏がゴム製だったり、接着剤で繊維を固めているものは注意が必要です。
畳のへこみ防止に気をつけなくちゃいけない家具ってなに?今すぐ総点検する訳とは
畳は上方向からの圧力に弱く、へこみが残りやすいものです。家具といっても本棚やタンス、テレビ台にソファー、ベットなど種類も様々です。
特にピアノやテーブルのような脚があるものは注意が必要です。脚の部分に家具の重さが集中してしまうために、余計にへこみやすくなります。
脚のある家具には、板を敷くと板全体に力がかかりへこみ防止につながります。逆に家具の底辺が平らな場合は重量にもよりますが、あまり気にする必要はありません。
それなのに畳がへこんできてしまう時は、畳の土台である畳床(タタミドコ)が経年劣化しているかもしれないので、近くの畳店に相談してください。
へこみ防止をやってなかったら畳がへこんだ!そんな時のおすすめ対処法とは
何かの拍子に畳のへこみを見つけてしまい、知らず知らずのうちに畳を傷つけてしまっていた、なんてよくある話です。
そんな時は諦めないで以下の方法を試してください。
用意するのは濡れタオル、アイロン、ドライヤーの3つで畳のへこんだ部分に固く絞った濡れタオルを置きます。
濡れタオルの上からアイロンをあてますが、高温のまま長時間やると畳が焦げて変色する場合があるので、様子を見ながらやってください。
へこみが消えたら畳をドライヤーで乾燥させてください。
どうして畳のへこみが直るのかというと、畳の素材であるイ草の繊維が水分と熱を加えることによって膨張する性質を利用しているからです。
ただし、へこみがあまりにも大きい場合はこの方法で直せないこともあります。また、天然のイ草を使用した畳に効果があり、樹脂製の畳には使えないので気をつけてください。
まとめ
脚のある家具は、長時間置いていると畳の寿命を早めてしまいます。畳替えをするときは板を用意したり、ホームセンターや100円ショップでへこみ防止グッズを上手に活用しましょう。