ベットに畳を敷くだけで腰痛とさよならできる? 体のケアを最大限活かす方法をご紹介
「ベットに畳を敷きたいのですが出来ますか?」
こんにちは。埼玉県所沢市で畳店をやっております 関 昭悟です。
最近このような問い合わせを連続でいただき、お伺いしてみると
「朝起きたら腰が痛い」
「朝ベットから起きあがろうとしたら動けない」
といったお悩みを抱えてらしゃいました。
ベットに畳を敷くと腰痛が軽減されるのでしょうか?気になったので詳しく調べてみました。お時間の許す限りご覧いただければ幸いです。
ベットに畳を敷くだけで腰痛対策できるわけとは?
それではどうして朝起きると腰が痛くなってしますのでしょう?
答えは腰や股関節の筋肉が硬くなってしまっているからです。例えば長時間の正座の後、立ち上がろうとした時に痺れや痛みを感じた方も多いんじゃないでしょうか。
長いこと正座をした結果、膝まわりの筋肉が硬くなり、血の巡りを阻害することから痺れなどが起きてしまうのです。
これと同じようなことが腰にも起きていて、その原因として睡眠中の寝返りにあります。
マットレスなどが柔らかかったり、寿命をむかえていたりすると腰が沈み込み、うまく寝返りをうてずに腰の筋肉が硬まってしまい腰が痛くなってしまいます。
マットレスや寝具は体が必要以上に沈み込まない高反発系を選ぶか、適度な硬さがある畳の上に布団を敷いて寝るのが良いでしょう。
畳ベット+体のケアを最大限にする3つの秘策
畳ベットをお使いいただくと腰痛には効果的ですが、体のケアを一緒にすることにやって、効果が倍増する3つの秘策をお伝えします。
長時間同じ体制が続いたら屈伸や背伸びをする
背伸びなどのストレッチをすることで、腰回りの筋肉をほぐすことが可能となり、血の巡りを促すことが急きます。ゆっくりと無理せずにやることがコツです。
あえて階段を使ってみたり、時間がある時は一駅分歩いてみるのも腰回りの筋肉をほぐすことができます。最初から距離を稼ぐのではなく、習慣になるまで短い距離でも良いので、ぜひやってみてください。
朝起きた時に一気に起き上がらない
朝起きた時が一番体が硬い状態です。起き上がる前にゆっくりと腰を動かすことによって、筋肉が刺激されて腰痛を予防することが可能です。
以上のことを取り入れていただけますと、朝起きた時の腰痛を解消していくことが可能となります。
敷くだけ簡単な畳ベットのお手入れとメンテナンス方法
お部屋に敷いてある畳のお手入れ方法と同じで、畳の目に沿ってゆっくりと掃除機をかけます。その後に水拭きではなくカラ拭きで目に沿って拭くようにしましょう。
畳ベットはマットレスではなく敷き布団を使うかとが一般的です。敷き布団は寝ている間の汗を吸い込むため湿気を多く含んでいます。万年床などにしておくと畳が湿気を吸い込み、カビなどの原因になってしまうので、布団を上げて風通しをよくするか、畳が取り外せる場合は、晴れた日に風通しのいいところに干すようにします。
畳ベットの畳も定期的に表替えなどのメンテナンスが必要になりますが、張替えができない畳もありますので、畳ベットを買う時は販売元に確認することを忘れないでください。
まとめ
寝ている時に寝返りができないと、体重による圧迫と同じ姿勢を続けることによる二重のダメージが腰回りの筋肉を硬くさせてしまいます。
寝返りをすることによって、姿勢や圧迫される箇所を変え、筋肉の負荷を軽減する必要があります。
マットレスや畳ベットを選ぶときは、自分にあった寝返りしやすい反発力を持った寝具が重要なポイントとなります。
腰痛が酷い場合はお医者様と相談してみるのも忘れないでください。