畳を新品に表替えする前に値段を半分にできる!張替え種類を知れば家の状態が丸わかり!?

そろそろ家の畳が傷んできたけど、どんな工事をすれば良いの?

頻繁にやることがない畳の張替えですから、わからなくても当然です。

今回はお問合せでよく聞かれる「畳張替えの種類」についてブログにまとめさせていただきました。

最後までお読みいただければ幸いです。

 

畳を張替えるってどういうこと?

畳工事には大きくわけて「新畳」「表替え」「裏返し」があります。

長年お使いになると畳の表面である畳表(タタミオモテ)が日焼けしたり、擦れてきます。こうなってきた時にまずやるのが「裏返し」です。

裏返しの流れといたしましては

畳の土台である畳床(タタミドコ)から畳表を取り外した後、畳表はリバーシブルになっているので、日焼けをしていない面を表面にしてから、畳床に縫い付けていきます。

この時に長手の方向に付ける布製の畳縁(タタミベリ)も新しくなります。

このように畳表を両面使う張替えが「裏返し」という工事となります。

裏返しをおこなう目安としては、家を購入後、または畳表を新しくする表替えをしてから3年〜5年でやると畳表の裏面もキレイなのでオススメです。

値段の方は一畳4,000円〜10,000円ぐらいで、縁なし畳のような特殊な畳は高くなる傾向があり、表替えの値段と比べると半分かそれ以下で張替えられます。

 

畳を新品にする前に、裏返しを取り入れて家を総点検できる訳

畳はフローリングと違って簡単に取り外しができるために、家の床下の状態を確認することができます。

畳を上げた床板が湿っていたり、最悪の場合はシロアリの被害に遭っていたという場合も少なくありません。

このような時は家のどこかに湿気を呼び込んでいる原因があり、例えば建物の土台にある通気口に荷物を置いて塞いでしまっている時もあります。そういう所が一箇所でもあると床下の換気が正常に行われないので、通気口の前には物を置かないでください。

こうして裏返しを取り入れることによって、家の点検回数を増やし未然に湿気やカビ、またはシロアリ被害を最小限に食い止めることができます。

 

まとめ

裏返しは畳の張替えで、一番最初に工事する種類だとご理解いただけたと思います。

また畳を裏返しするのは、畳の快適性だけではなく家の点検をすることによって被害を未然に防ぐ役割もあることがあわせてご理解いただけたら幸いです。

畳は快適生活のバロメーターとしてご使用いただき、天然素材の畳にとって良い環境は住む人にとっても快適な生活環境になります。

何かご不明な点がございましたら、お近くの畳店までご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございます。