畳店の取り扱い業務で今の世の中がわかる!?
畳店の取り扱い業務も、昔と今ではだいぶ変わってきました。
昔は畳一本でやっていたのが、襖や障子網戸が加わり、さらにクロスやリフォームまで手がけるようになっています。
畳店はお客様の家に入らないと仕事ができない、つまりお客様の信頼を得ることが前提条件となる業種のひとつです。そのためか色々な相談を受けることも多々あります。
特にここ数年増えてきたのが不用品処分の依頼です。
・独立した子供が使っていた2階が物置がわりになっている。
・先々のことを考えると今のうちに整理しておき、子供たちに迷惑をかけたくない。
・ケア施設に入所するので、持っていけない家財道具を処分したい。
こうならないためにも、思い立った今が片付けるチャンスの時です。
でも、いざやってみると「いつか使うかも・・・」「捨てた後に後悔しちゃうかも」と考えてしまう人も少なくありません。
私もそうですが、世界の言葉にもなった「もったいない」という教えがあったからです。
物を大切にすることは素敵なことです。
でも「もったいない」の本当の意味は本当に必要なものという大前提があります。
不必要な物に囲まれて暮らすのではなく、自分にとって本当に必要な物に囲まれて生活出来るようになるためにはどうしたらいいのでしょうか? 次のことを実践してみましょう。
明らかにゴミとわかるものから捨てていく。
レシートやポストに入っていたチラシなど小さなものからやってみる。まずは「捨てる」という習慣を身につけましょう。
その後に「壊れている」「汚れている」「使えない」「存在を忘れてた」などの物は処分しましょう。捨てて困ることなんてほとんどないはずです。
手放すことで新しい物との出会いが待っているかもしれません。
買い直しができる物から捨てる。
思い切って捨てたら実はいる物だった!そんなことにならないように取捨選択がつかないうちは、買い直しができて、金額の小さな物から捨てて経験を積みましょう。
物たちのつぶやきに屈しない。
片付けている最中に「一回も使ってないからきれいだよ」「高かったよ」「懐かしいでしょう」などの物の声に耳を貸さないようにしましょう。
もし悩んでしまったら、自分を基準として過去・未来ではなく「今」に注目して判断してください。自分と時間を意識すれば、今の自分に必要な物を絞り込めます。
人によって大切な物は違うことを忘れずに。
何が大切かは人それぞれで、あなたの大切な物はあなたにしかわかりません。
他の人から見たら不要な物でも、自分が必要だと思う物は手放さないようにしましょう。
どうしてもできない場合はご相談ください。
やり方はなんとなくわかっても、重労働すぎてできないこともあると思います。
その場合は、片付けを取り扱っているお近くの畳店にご相談ください。