自分で畳が表替えできない見分け方ってある?工事の種類と即日に仕上げる方法とは

頻繁にやることがない畳の工事ですから、表替えできないのか判断することはなかなか難しいと思います。こんな時は畳店に相談するのが一番いいと思いますが、中には表替えで済むのに新調を勧められるケースも少なくありません。

畳は何度でも使えるエコな床材ですから、そのようなことに巻き込まれないようにある程度見分け方を知っておく必要があります。そのためには畳の工事の種類も大事になってきます。

そこで今回は即日に畳を納品できる方法と表替えできない見分け方についてまとめてみました。

畳が表替えできない時は新調にするしかない?まずは畳の工事3種類を覚えよう

畳の工事には3種類あるのをご存知ですか?裏返し・表替え・新畳ですが、まずは畳がどのような構造をしているのかご説明します。

畳は畳の土台となる畳床(たたみどこ)とその畳床を覆っている畳表(たたみおもて)そして畳の両サイドに付いている布製の畳縁(たたみべり)で構成されています。

裏返しは畳床から畳表を取り外し、日焼けしていない面を表側にひっくり返して畳床の張り付けていきます。この時に畳縁も新しくなります。

表替えは畳床はそのままに、畳表と畳縁が新しくなります。畳表は国産と中国産があり、天然のい草を使ったものから和紙や樹脂製の畳表まであるので、用途やお部屋の雰囲気に合わせてお選びください。

最後の新畳ですが、畳縁・畳表・畳床すべてが新しくなる工事です。この時に畳床も新しくなるので敷き方を変えたり、ヘリなしの半畳等に変更できたりするので畳店にご相談ください。

畳が表替えできない時は即日に畳が入らない?そうならないためのポイントとは

茶の間や寝室にお使いの畳が一週間もないのは困ってしまいます。ご年配の方なら記憶にあるかと思いますが、昔はお客様の庭先で表替えなどを行っていたので、即日納品が可能でした。

しかし今ではお客様宅から畳を引き上げたら工場に持って帰るのが一般的で、即日に納品するにはどうしてもエリアが限られてしまいます。

基本的に即日納品をしている畳店がほとんどですが、枚数によっては日にちを分けてお預かりした畳はその日のうちに戻すようになっていて、遠方からのご依頼の場合のみ2,3日後にお戻しする形です。

また下見や見積りなどしないで工事すると、当日表替えできないで新畳になり即日に畳が入らないことかあるので必ず畳店に下見や見積もりを取るようにしてください。

自分で畳の表替えをできないと判断するのは難しい?畳を上げないで見分けるコツとは

畳を自分で表替えできないと判断するのはパッと見で分かるものから、プロが見ないと判断できないものまでありますが、畳床が腐っていたりシロアリが出てしまった時は表替えできないと判断していいでしょう。

また歩いた感じがフカフカデコボコしてきたり、畳と畳の間に大きな隙間が出てきてる時も畳床が寿命を迎えている可能性があります。

そしてペットなどが畳に穴を掘ってしまった場合や、敷居の高さから畳が極端に低い時などは表替えできないことが多いようです。

畳が腐ったりシロアリが出たというような場合以外は、補修や別の原因が考えられる時もあるので一度お近くの畳店に相談してみるのもいいかもしれません。

まとめ

畳を表替えできないと判断するのは自分でもできますが、やはり信頼できる畳店に相談した方が畳ではなく違う原因を早く見つけることができるのでおすすめです。