畳を購入する前にござの違いと種類を知れば寿命がわかる!?注文方法と見積もり時の注意点

頻繁にやることがない畳工事の依頼は、あなたにとって情報が乏しいために電話などで依頼するのも躊躇してしてしまうこともあるかと思います。

いざ購入の段階になっても畳店側の方が知識的には有利ですから、そんなものなのかなと契約した後に違いに気付いたとしても後の祭りとなってしまいます。

畳には色々な種類やござの違いがあり、寿命にも関係してくるので購入前には情報収集が重要となります。そこで今回は畳の種類とござの違い、注文方法から見積もりの注意点までまとめてみました。

うちに入っているのはどんな畳?種類を知ることが商談への第一歩

一言で畳といってもいろいろな種類があります。一般的によく知られているのが縁付きの畳です。畳の長手方向に布が縫い付けられていて、色や柄などお好みで決めることができます。

そして今人気なのが縁なしの畳で、大きさも一畳や半畳を選ぶことができます。すっきりとした感じにしたい時は一畳の縁なし畳で、市松模様を出したいときは半畳にするといいでしょう。また、表面を覆っている畳表(たたみおもて)も縁付き畳同様にたくさんの種類があります。

天然のい草を使ったものから、和紙や樹脂製、今では入手困難となった琉球の畳表まで選ぶことができるので、オリジナリティーを出したい人に向いています。

その他には和室がなくてもフローリングに直接敷ける置き畳や床の間の畳などがあります。

畳の工事も種類があり裏返し(うらがえし)や表替え(おもてがえ)そして新畳(しんだたみ)があり、使用頻度や年数によって工事内容の違いがあります。

その購入ちょっと待った!!畳のござの違いが寿命を決める訳とは

ぱっと見は同じように見える畳表ですが、青々していた時とは裏腹に次第とござの違いによって差が出てきます。畳の寿命にも関係するといったら只事ではありません。

畳表と呼ばれているござの違いは、大きく分けると3つ違いがあります。い草の長さとい草を量。そしてい草を編んでいる糸の違いとなります。

普及品によくあるのがい草を編んでいる糸は綿の糸ですので、女性の力でも引っ張ると簡単に切れてしまいます。編み込みの量としては2000〜2500本ほどでい草の長さは100㎝強しかないので、日焼けした時に色むらになってしまいます。

そして中級品から高級品まで幅広く使われているのが、麻と綿の糸が入っている畳表です。麻と綿を使っているので強度があり、編み込みの量も3000~6000本と多くなり目の詰まりや厚みも出てくるので耐久性があります。110㎝〜130㎝ぐらいの長さのい草を使っているために変色したい草の混入がなく、日焼けしても色調が美しいです。

編み込みの量やい草の長さなど種類が豊富にあります。しかし畳表全体的に言えることですが、同じ麻と綿を使ったものでも畳店によって選択しているランクの違いがあるので価格は当然違ってきます。

最後は麻糸を二本使っている畳表で、最高級品によく使われます。い草の量も8000本以上で長さも140㎝以上と申し分ないスペックとなっています。青々している時も素晴らしいですが、日焼けすると均一に黄金色になり、他の畳表では味わうことができない温かみを感じさせてくれます。

その他に畳表には国産と中国産がありますが、流通量としては国産が2割、中国産が8割で推移しています。表替えなどの工事をした時は、確実にお選びになった畳表が使用されているのかわかるために、畳表証明書を発行してくれる畳店を選ぶことが重要となります。

畳の購入だからって特別なことはなくいったってシンプル!注文方法と見積もりで注意すること

畳店に依頼するときは電話やお申し込みフォーム等で可能です。あなた様の予定に合わせて見積もりにお伺いします。見積もりも無料でやっているところがほとんどなので安心してください。

約束の日時にサンプル持参でお伺いいたします。あなた様のご要望を元に最適な素材をご提案させていたできます。お見積もりの内容でよろしければサインをいただき、工事日をきめさせていただきます。

見積もりの時はしっかりとした価格表があることが前提となります。最低価格しか載せていない場合はいくらでもお客様の懐を見て価格を決めることができるので注意が必要です。また保障も大事な要素です。手直し保証や100%現金返済保証などがついている畳店を選びましょう。

お約束していた日にちの時間に畳を引き取りに伺います。引き取った畳は店に持ち帰り綺麗に貼り替えた後に夕方畳をお戻しします。納品された畳に異常がなければ見積もりの時に決めた決済方法でお支払いください。現金払い、クレジットカード、振込がお選びいただけます。

後日畳表証明書を郵送いたしますので、ご確認していただければ幸いです。

まとめ

頻繁にやることがない畳替えだからこそ、正しい情報を元に判断しなければいけません。畳の工事の時は依頼した畳店がこのブログとマッチしているのか?参考にしていただければ幸いです。