畳は撥水が効かないから上敷きやマットを敷くのが常識?スプレーなしで持続する加工方法とは

色々な場所で活躍している畳。クッション性や転倒等による衝撃軽減、独特の香りによるリラクゼーション効果、青々した色から黄金色に変化していくことによる視覚に訴える癒しなど日本人の暮らしの中で活かされてきました。

しかし最近では多様なライフスタイルや住宅の構造変化により、畳に求められることも多くなってきました。もし畳に撥水が効くならば、何かこぼしたとしても上敷きやマットなどを敷かずにお手入れも簡単になります。小さなお子様をお持ちのご家庭ならなおさらです。

そこで今回は畳の撥水加工の現状についてまとめてみました。

 

畳に水をこぼしても大丈夫なように撥水スプレーや上敷きマットを敷くのがベスト?

日常生活の中でうっかりして水分をこぼしてしまうことはよくあることです。フローリングなどの硬い床材ならすぐに拭けば元通りになりますが、畳の場合は染み込んでしまうのでシミなどの原因になってしまいます。

元気一杯の小さなお子様がいればちょっと目を離した隙にこぼしてしまうことも多いと思います。これを回避するために上敷きやマットなどを敷いてカバーしている方も多いと思いますが、滑ってしまったりちょっとした段差につまずいてしまうこともあります。

また、ずっと敷きっぱなしにしていると畳と上敷きの間にゴミが溜まりやすく、ダニやカビを発生させることもあります。

撥水スプレーなどを畳に吹きかけることも変色や傷みの原因になるのでおすすめしません。

撥水で一番メジャーなのは和紙や樹脂製の畳?昔も今もこれからも?

和紙の畳は自然素材であるい草を使わずに機械すきの和紙をこより状に巻き、い草のように細くしたものを編み込んで作られています。

和紙と聞くと水などが染み込んでしまうんじゃないかと思いますが、表面を樹脂コーティングしているので撥水も抜群です。飲み物をこぼしてもすぐには染み込まないので、水拭きなどもできてお手入れしやすく畳を清潔な状態に保てます。

また、カラーや編み込みの豊富さは高いデザイン性を実現しているので、洋間などにも合わせやすくなっています。

しかし新しい畳でも和紙を使用しているために香りや機能性がなく、自然な風合いというよりもどこか工業的な感じがするのは残念なところです。

 

今までの常識が覆る?い草の弱点を補う超撥水加工が完成しました!!

今までい草を使った畳は水分をこぼしたりすると吸収しやすいことがネックでしたが、天然い草の香りと空気浄化や調湿作用などの機能そのままに、水や醤油等の液体が染み込みにくくお手入れが簡単にできる畳をコンセプトに開発、加工されたのが超撥水畳です。

撥水加工が低下したときは、ドライヤーなどで乾燥させると効果が復活するというのもポイントが高いです。また、カビの発生を抑制するので小さなお子様がいるご家庭から旅館・料亭、幼稚園や介護施設などで人気を集めています。

ご興味がございましたらご連絡頂けますと幸いです。

まとめ

畳も和紙や樹脂製が出てきたと思ったら、撥水する天然い草まで出てきてびっくりさせられます。好みが分かれるところでもありますが、ご検討の際には撥水する天然い草も視野に入れるのも良いかもしれません。