畳の裏返しを自分でやる方法ってある?ささくれる前のタイミングから価格までを一挙大公開!

畳工事には新畳・表替え・裏返しがあり、その中でも裏返しは難易度が低いことから、自分でやってみたいと思っている方もいるかもしれません。

実は畳職人になるには最低でも10年はかかると言われていて、技術をマスターするにはかなり厳しいのが現状です。

そんな状況の中で本当に自分で裏返しができるのでしょうか?そこで今回は、自分で裏返しをする方法と価格、そして適切なタイミングまでをまとめてみました。

最後までお読みいただければ幸いです。

 

自分で畳の裏返しをするのは簡単!?畳店あるある第一位とは

裏返しという言葉のせいなのか、間違った解釈をしている方を見かけます。よくあるのが畳本体をひっくり返すと裏に新しい畳表(タタミオモテ)が張ってあり、あとははめ込んで終了という具合です。

これでしたら畳店を呼ばなくても自分でなんとか出来そうですが、残念ながら畳本体をひっくり返しても裏には何もございません。

それでは裏返しとはどのような工事なのでしょうか?

 

畳は土台となる畳床(タタミドコ)と表面を覆っている畳表(タタミオモテ)、長手の方向に付いている布製の縁(ヘリ)の3つのパーツから出来ています。

裏返しはまず畳床から畳表と縁を取り外します。

畳表は両面使うことができます。畳表だけを裏返しにひっくり返すと写真のように日に焼けていないので、その面を表面にもっていき畳床に張り付けます。

この時に縁も新しくなるので、お部屋の雰囲気に合わせてお選びください。

DIY好きを虜にする畳を自分で裏返しする唯一の方法とは

裏返しの方法がわかったところで自分でできる方法についてお話しさせていただきます。

DIYが好きな人は色々な道具をお持ちになっているので、畳の専門道具がなくても代用できると思います。しかし、畳工事の中でも難易度が低い裏返しでも畳表を傷つけずに畳床から取り外したり、シワにならないようにしっかりと畳表を張り付けるのは一定の技術がないと難しいと思います。

間違った方法で裏返しをしてしまうと畳の寿命にも影響してしまいますもので、やはりプロに頼んだ方が賢明です。

そこでまずは畳店に頼んで一緒に作ってみてはいかがでしょうか?ただし10月〜12月の繁忙期には断られる可能性があるので、比較的空いている1月、2月がベストかもしれません。

畳からのサインを見落とすなかれ!裏返しのベストタイミングと価格のまとめ

新しい畳の青みも落ち着き黄金色に日焼けをしてくると、畳の表面に白い傷が出来始めます。この傷を放っておくとそこから傷が広がってきてしまいます。

実はこの白い傷が裏返しのサインで、タイミングとしては3年〜5年くらいです。畳表を裏返しにするだけではなく、畳の隙間やへこみもこの時に直します。

初期トラブくは早めに直しておくと畳も長持ちするのでタイミングを逃さずにやることをオススメします。価格は5,000円〜6,000円が目安で、へり無しなどの特殊な畳は割増になる傾向がありますのでお近くの畳店までお問い合わせください。

 

まとめ

今回は裏返しについてご説明いたしました。どうしても自分で裏返しをやりたい方はプロの目がしっかりと行き届いた環境で一緒にやるのがいいでしょう。

その際は指などを包丁やカッターで切らないように気をつけてチャレンジしてみてください。