畳の表替えの金額はどのようにして決まるの?新調から廃棄まで交換にかかる相場とは

チラシやネットで畳の金額を調べても安い金額から高い金額まであって、自分に合うのはなんなのか迷ってしまいます。

ご存知の通り畳の交換には表替えや新調などがあり使い方や年数によって工事内容が変わってきますが、できれば相場を知っておくことで、廃棄することなくキレイにお使いいただくことができるかもしれません。

そこで今回は畳の金額が決まる過程と相場についてまとめてみました。最後までお読みいただければ幸いです。

畳の表替えと新調の金額の差ってなに?デリケートな施工に隠れる闇とは

畳の工事には裏返し・表替え・新調などがありますが、一番メジャーなのが表替えです。新しい畳も年月と共に傷んできたり擦り切れたりしてきます。

これは畳の表面を覆っている畳表(タタミオモテ)だけが傷んでいるので交換が必要となり、その時に畳の両サイドに付いている布製の畳縁(タタミベリ)も新しくなるので、今までと違った色や柄を選ぶとお部屋の雰囲気もガラッと変わってGOODです。

一方新調は今まで使っていた畳を廃棄して、畳表や畳縁、畳の土台となる畳床(タタミドコ)全てが新しくなる工事です。表替えと違って畳床も新しくなるために金額は表替えよりも高くなります。歩いた感じがフカフカデコボコしてきたり、隙間があっちこっちに出てきたら新調にする合図です。

しかし、このような症状がないにも関わらず新調を勧められる場合があります。畳は生活している以上、多少の隙間やヘコミはできてしまうもの。それを表替えの時に熟練の職人さんが隙間を直したり、ヘコミを平にしたりするデリケートな作業が必要となり、経験やカンがものを言います。

確かに新調にしてしまえばこのような作業は必要ないのですが、エコや環境問題が騒がれている昨今では使えるものは使い切る方がいいかもしれません。

畳の廃棄にはどれくらいの金額が必要?廃棄にかかる隠れコストとは

畳工事をやると廃棄しなければいけない物が出てきます。表替えでいえば畳表や畳縁、新調だったら畳本体を廃棄しなければなりません。

しかし表替えの見積もりを見てみると、廃棄にかかる金額が書かれていないことに気づくと思います。これは表替えの金額に廃棄料も若干含まれているためです。各ご家庭から出る量には違いがあり、重さや立米計算で廃棄の金額を決められないことが挙げられます。

しかし新調の方は重さや枚数などが計算しやすいために、別途廃棄の金額が加算されます。一枚あたり2,000円〜3,000円(税別)が多いようです。

新調は頻繁にやるものではありませんが、定期的な表替えをしてメンテナンスすることが長くキレイにお使いいただけるコツです。

畳の金額の相場は〇〇で決まる?価格を見ればその店が丸分かり!?

畳の表替えの金額は3,000円前後から50,000円を超えるものまでピンキリであります。表面を覆っている畳表は畳店の思いが一番詰まった商品なので、力量が一番試されるところです。

特に20,000円以上の表替えはどこの畳店でも扱えるものではありません。高級な畳表は技術がないとしっかりと張り付けることができないばかりか、素材であるい草を活かしきれなくなってしまいます。

相場として表替えで15,000円以上の金額をメインにしている畳店は、技術も兼ねそろえた店としてオススメできます。表替えに限らず新調にも言えることですが、大事なことは素材である畳表を十分に吟味して、それにあった技術で作り上げていくことが必要かもしれません。

まとめ

畳の相場はどういった畳表を取り揃えるかの他に、技術もプラスされて決まります。表替えや新調される時は価格表を目安にすると畳店の技術がわかってしまうので、参考のひとつとしておくのも悪くないと思います。