畳に縁(へり)をつけるなら無地派?それとも柄派?選び方で失敗しないおしゃれ部屋を作るには

普段あまり気にしない畳の縁(ヘリ)もしかしたらウチの縁はどんな感じのが付いていたか思い出せないこともあるんじゃないでしょうか?

しかしいざ畳替えをするときに悩むのが畳の縁の選び方です。昔は無地が多かったのですが、今ではカラフルな色や柄が豊富にあり、目移りしてしまします。

そこで今回はおしゃれな畳の部屋を目指しているあなたに、畳の縁の選び方で失敗しないように解説させていただきます。

 

 

 

シンプルイズベストならやっぱり畳の縁は無地がおすすめ?時代を問わずベストセラーな訳とは

畳の縁は畳の長手方向に付く布製のもので、無地や柄など1,000種類は超えるでしょう。装飾性やデザイン性を高める他、耐久性など機能保持の役割を果たしている大切な部分です。

畳らしさが一番引き立つのは、やはり無地の縁です。畳の表面を覆っている畳表(タタミオモテ)の素朴な美しさを引き立たせたり、空間の広がりを引き締め、座敷としての格式を高める効果を果たしています。

材質は麻や綿、化学繊維などがあり、茶室や客間などには麻や綿が使われることが多く、最近ではパステルカラーやラメの入った化学繊維が多く使われています。

麻や綿といった天然素材は高価なものが多く安らぎと高級感をあたえてくれますが、日焼けにより変色するデメリットもあります。

凛とした雰囲気がお好みなら原色の黒や紺、茶色などがおすすめで、縁を強調したくない方にはパステルカラーが良いと思います。

 

これって畳の縁なの?って思うぐらい柄が豊富!畳の世界観が180度変わる?

和室と言っても壁などはクロスになったりして、洋風化が進んできました。「無地の縁だとちょっとさみしい気がするんだよね。」という方にとっては柄の縁がおすすめです。

昔からある和風柄や最近流行りの洋風柄、キャラクターが入った柄まであるのでお部屋の雰囲気やインテリアにも合わせやすいです。

畳店には20~30種類の柄の縁が用意されているので、見本を見ながら壁紙や襖などと合わせてみるとイメージしやすくなります。

好みの縁が見本になかった場合は取り寄せもできるので、畳店に遠慮なくお申し付けください。

 

畳の縁で失敗しない選び方とは?和洋のバランスとデザインが決めて!

基本的に畳の縁の色や柄を選ぶのに決まり事はないので、自由に選んでください。

お部屋の壁紙や襖の色に合わせると一体感が出ます。特に障子や襖、壁紙にデザインを取り入れている場合は、そのデザインを活かせるようにシンプルな畳の縁にすると良いでしょう。

濃い畳の縁はお部屋が引き締まった印象になり、畳をキレイに見せてくれます。逆に淡い色はお部屋が優しい感じになり、洋間との相性もバッチリです。

 

まとめ

畳の縁を無地にするか柄にするかでお部屋の印象もかなり変わってきます。次回の畳替えの時の参考にしていただければ幸いです。