新築で畳に隙間が出来てきた時の埋める方法は新聞紙?アリさえ通れないプロの隙間対策とは

新築に住み始めた時は畳に隙間なんかなかったのに、ある日何気なく畳を見てみると所々に隙間があるのを発見。

こういう時は何が原因かわからずに埋める方法に迷ってしまいます。新聞紙がいいのか?テープで塞げばいいのか?寒い時期だと隙間からの冷気も上がってきて寒い思いをしてしまいます。

そこで今回は、畳の隙間と畳店の対策についてまとめてみました。最後までお読みいただければ幸いです。

 

 

新築なのに畳に指一本分の隙間ができたご家庭とできないご家庭の差とは

えっ!畳って隙間ができるの?と驚かれている方や、すでに隙間で悩んでいる方、両方いらっしゃると思いますが、畳は本当に縮むのでしょうか?

初めに答えから言うと畳は縮んでしまいますが、全てのご家庭で起こる現象ではありません。では畳に隙間ができてしまうのは何が原因なのでしょうか。考えられる原因として3つのことがあります。

畳の表面を覆っている畳表(タタミオモテ)は丈方向に強い力で引っ張って張り付けています。ですので畳は丈方向によく縮みます。熟練の畳店では縮むのも計算に入れて寸法を決めているほどです。

二つ目として畳は水分を吸ったり吐いたりの繰り返しで僅かに縮んで隙間ができてしまうことがあります。湿気が多かったり、急激な温度差を繰り返したりするのは控えたほうがいいでしょう。

最後に畳の周りを囲っている畳寄せ(壁側にある木の部分)も伸縮して痩せてきます。これらの3つの要素が重なれば大きい隙間ができてしまい、ひとつでも減らすことができれば隙間知らずで快適に過ごすことができます。

身近にある新聞紙が畳の隙間にはピッタリ!?誰にでも気軽にできる方法!しかし問題点も、、、

寒い時期は隙間風が入ってきて、一刻も早く隙間を埋めたいことと思います。畳の隙間を埋める方法で一番簡単でお金をかけずにできるのは新聞紙です。

新聞紙を隙間よりもやや大きめに折りたたんで、隙間に差し込みます。新聞紙は強度もありますし、多少の湿気取りにもなる優れた紙です。その上からホームセンターなどで売られている畳用の補修テープを貼れば完璧、、、と言いたいところですが、やはり見た目がよくないのでお客様をお通しするには不向きな方法と言えます。

あくまでも応急処置的な方法と考えておくのが良いでしょう。

畳にできた隙間は一生直らない?今明かされるプロしかできない隙間対策のすべて

畳にできた隙間を直すには、裏返しや表替えの時がベストです。と言うのも畳の隙間を直すには畳の表面を覆っている畳表を外さないとできないからです。逆にそう言う時期に隙間も目立ってくるので、畳替えのサインとしても有効です。

通常畳店は、お客様が何も言わなくても畳を引き上げる前に隙間をチェックして、しっかりと直してから納品する対策がとられています。

畳の隙間を埋める物としては、ゴザやワラ、厚紙などの調整材を使って隙間分を足していきます。隙間が直るか心配な方は見積もりの時に、畳店にしっかりとその旨を伝えると間違いがないと思います。

また、畳を長年使っていると隙間対策では直らない場合もありますので、お近くの畳店までご相談ください。

まとめ

畳に隙間ができるには、色々な要素が関係していることがお分かりいただけたと思います。隙間は畳替えの時にしっかりと直して快適な空間でお過ごしいただければ幸いです。