掃除機のかけ方は方向で畳の傷むスピードがこんなにも違う!?毎日掃除しないおすすめ方法とは

毎日のお部屋の掃除に掃除機は欠かすことのできない家電製品です。紙パック式やサイクロン式、極めつけはロボット掃除機など種類は豊富です。

フローリングには掃除機を縦横無尽に走らせながらやっていた掃除も、畳は方向やかけ方などちょっとしたコツが必要で、これを実践しないと傷むことがあります。

そこで今回は畳の掃除機のかけ方と、毎日掃除しないで済むおすすめの方法についてまとめてみました。

畳に掃除機をかけるのは傷む原因になるのでご法度!?掃除機選びで差がつくことも!?

畳はフローリングと違い天然のい草で覆われているので、畳の部屋に掃除機を使っていいか困ってしまいます。基本的には畳に掃除機をかけても問題はありませが、傷むことを軽減するなら掃除機選びも大事な要素になります。

一番人気があるのはキャスター型の掃除機で、コンセントから電源を取るためパワフルな吸引力が持続します。ゴミの捨て方は2通りあり、紙パック式は紙パックごと捨てるのでお手入れが不要ですが、紙パックを購入するためコストがかかります。

もう一つのサイクロン式はゴミを高速回転させ、ゴミと空気を分離してダストケースにためます。紙パックは不要ですが、ダストケースやフィルターに付着したゴミを掃除するなどのデメリットがあります。

そして掃除機の先端に付いているヘッドが畳が傷む原因になるので注意が必要です。ヘッドには自走ヘッド・パワーブラシ・タービンブラシ・床ブラシがあり、挙げていった順に力を入れなくてもスイスイ進み、汚れやゴミを吸い取ってくれます。

畳機能が付いている場合は、必ず切り替えて使えば畳の傷むスピードは減少していきます。

畳の掃除機のかけ方は方向がポイント!知っているようで知らない畳の目とは

畳に掃除機をかける時、なんとなく「畳の目に沿って」なんて聞いたことがあると思いますが、実際に畳の目を聞かれて答えられる人は少ないと思います。

畳に掃除機をかける時のちょっとしたコツは畳の目に沿って優しくゆっくりかけることです。

畳の目は畳の短手に体を向けると畳の目の方向になります。そして畳の両サイドに付いている畳縁(タタミベリ)の間を優しくゆっくりと、掃除機の吸引力を感じながら往復させます。

掃除機を力まかせにゴシゴシしても吸引力が増すわけではありませんし、畳の目に逆らって掃除すると畳が傷むことになるので、畳を長持ちさせるためにも正しい掃除機のかけ方を実践しましょう。

畳に掃除機を毎日かけるのは昔からの習わし?回数を減らしても快適に過ごせる訳とは

掃除以外にも育児や買い出しなど、やらなくてはいけないことがたくさんあって掃除機をかけている時間にも限度があると思います。

生活環境などの違いもありますので、3日に1回や一週間に1回など自由に決めていいと思います。ただし、掃除機をかける時は掃除機の排気によるホコリやハウスダの舞い上がりに注意が必要です。

舞い上がったホコリやハウスダストは長い時間をかけて再び床や棚などに溜まっていきます。掃除機を毎日かけているのにすぐにホコリが溜まる方は排気による巻き上げが原因です。

特にフローリングなどは素材が硬いために舞い上がりやすいので、掃除機以外のモップやクイックルワイパーなどと組み合わせて使うといいでしょう。

畳には掃除機の他に、和ぼうきがあります。和ぼうきならホコリが舞い上がる心配が少なく、畳の目に沿って掃き出し方向に掃き出すだけです。

音も静かなので早朝や深夜にも使えるのもポイントが高いところです。

まとめ

畳に掃除機をかける時はちょっとしたコツがありますが、決して難しいことではないことがお分かりいただけましたでしょうか?

掃除機をかける頻度は人それぞれですので、回数に惑わされずに正しく掃除機をかけて、快適な空間をお作りいただければ幸いです。

掃除のことでわからないことがあればお近くの畳店までご相談ください。