国産畳の新調のタイミングは汚れや傷で判断するもの?価格相場から目安までわかりやすく解説

表替えや裏返しは畳の表面が汚れたり傷付いたら張り替えるタイミングだなと分かりやすいですが、畳の新調はなかなか判断が難しいものです。

人それぞれ使用頻度も違いますし、使っている素材のレベルも違ってきます。そして何より畳の土台である畳床(たたみどこ)が見えないのも分かりずらくさせている要因です。

そこで今回は畳を新調する目安やタイミング、価格の相場などについて詳しく解説します。最後までお読みいただければ幸いです。

畳は裏返し・表替え・新調の順でやるのがベストタイミング!?

畳の工事は大きく分けると裏返し・表替え・新調の3種類があり、畳表(たたみおもて)・畳床(たたみどこ)・畳縁(たたみべり)の3つのパーツを組み合わせています。

最初に訪れる畳の工事は裏返しで、畳床から畳表と畳縁をはずします。畳表はリバーシブルになっているので、日焼けしていない面を表面にひっくり返して畳床に張り付けていきます。この時に畳縁も新しくなるのでお好きな色や柄を選んでください。

その次にやってくるのが表替えで、畳床はそのままに畳表と畳縁が新しくなります。畳表が擦れたり汚れてくるなどのダメージがある時に有効です。

最後は新調と言いたいところですが、必ずしもそうなるとは限りません。畳床は頻繁に変えるものではなく、裏返し→表替え・表替え→表替えなどを何回か繰り返したときにやってきます。

今では13mm〜60mmの畳床の厚みがありますが、薄くなればなるほど裏返しや表替えをしないで新調になる傾向が高いです。

畳の耐久年数はどれくらい?新調にする正しい目安と自己判断とは

畳を新調にするのか悩んだ時は年数と踏み心地で大体判断できます。畳の新調の目安は年数でいうと20年〜30年といわれていますが、先はどもお話しした通り畳床が薄い場合は10年も持たない時があります。

逆にしっかりとした素材が使われていて、裏返しや表替えなどのメンテナンスが施されていると新調しらずで、家と同じだけの耐久年数があります。

一番分かりやすいのが踏み心地が悪くなってきた時です。歩いた感じがデコボコフカフカしてきたら畳床が傷んできている証拠です。念のために畳を上げて床板を見てみるのもおすすめします。床板が劣化して畳がフカフカしている場合があるので、ご自身で無理な時は近所の畳店に相談してみましょう。

また、畳と畳の間に大きな隙間ができてくるのも畳床が寿命を迎えているサインです。傷んだ所だけ新調にする方法もありますが、踏み心地がかなり違ってきて転倒の危険性があるので、部分的な新調ではなく部屋全体の畳を新調にした方がいいでしょう。

畳の新調は価格相場がピンキリ!あなた好みのカスタマイズで快適空間を広げよう!

畳を新調にするときは、ぜひあなた好みの畳にカスタマイズすることをおすすめします。畳は畳表・畳床・畳縁の3種類から成り立っていることはお話ししましたが、畳表でも国産にするか中国産にするのか、天然のい草にするのか和紙や樹脂製の畳表にするのかで、お部屋のイメージもだいぶ変わってきます。

畳床も昔ながらのワラにするのか、今主流の建材床でも発泡スチロールが入っているものにするのか、活性炭が入っているものにするのかで今後の快適性が左右します。縁なし畳にするのかも大事なポイントとなります。

畳縁も畳店の方で20~30種類用意していますが、好みがない場合はカタログから取り寄せることもできるので、積極的にお選びください。

賃貸用ですと10,000円〜15,000円が価格の相場で、中級品で20,000円〜40,000円となります。高級品にいたっては50,000以上となり100,000円を超える新調もあります。

高級品になればなるほど選べるバリエーションが増えるので、きっとあなた好みのカスタマイズができるとおもいます。

 

まとめ

畳の新調は頻繁にやることがないので、その際は積極的にあなた好みの畳にしてみましょう。見積もりの際は色々な提案ができる畳店を探すのが一番の近道かもしれません。