畳について社長に聞きました

有限会社セキ畳店代表取締役社長の関昭悟さんに詳しくお話を伺いました。

聞き手:島田光章(合同会社マイスターサポート代表)

Q.畳の費用や表替えの相場はいくらですか?

A.三千円から十万円ぐらいまで幅広くあります。
どうしてこのような違いがあるかといいますと、まず一つ目は国産か中国産かの違い。
今現在、国産の畳というのは日本全国2割しか流通していなくて、残りの8割がもう外国産というようなかたちになります。
それと、もう一つは、同じ国産でも品質の違いというのがありまして。
もし、あなたが家具屋さんに行って、ソファーを、本革のソファーを選ぼうとしたときに座り心地やデザインとかも
選ぶ要素の一つだと思うんですけども本革の決め手っていうのはやっぱり皮の質だったりすると思うんです。
本革といっても、やっぱりビニールより悪いものから人間の肌以上に上等なものまであります。
悪い本革だと数年でひび割れてきたり良い本革だと年月とともに良いようにこうシワが寄ってきて、まるでアンティークみたいな
感じになっていくといったようなことが畳にもいえると思います。

Q.日本産の値段はどのくらい差があるんでしょうか?

A.日本産でも三千円からだいたい十万円ぐらいまでは、やっぱり同じようにあると思います。
例えば熊本の八代の産地に、農場を借り上げ、農家さんと一緒に畳の原料であるい草から
栽培して、自分の目で確かめた物を売ってるか、売ってないか。  費用の差としては、そういうところでも違ってくるというかたちになります。
また、同じような価格帯がある中で、外国産と日本産があって、さらにその中で高級なものと高級でないものに分かれるという感じです。

Q.日本産と外国産の違いってあるんでしょうか?

A.そうですね、やっぱりむこうは、外国産っていうのはこっちに持って来る関係上い草、畳の原料であるい草を早く収穫して
高温で短時間で乾燥させるために畳の表面のスレは早いみたいです。
つまり、摩耗に弱いということです。

Q.畳の新調と表替えの違いについて教えてください。

A.畳工事には、大きく分けて、表替えと新畳という工事があります。
すごくわかりづらいと思うんですけども、家を新築にするか、部分部分をリフォームするかの違いに似ていると思います。
新畳は今ある畳を、そっくり捨ててまるまる新しい畳が入るのに対して表替えは表面に付いてるゴザと
両サイドに付いてる布(畳縁)が新しくなります。
要するに、簡単にいうと中身の土台を使うのか、捨ててしまうのかということです。

Q.畳の工事の時期について教えてください。

A.新畳にするか、表替えにするかの期間なんですけども,
使用期間や今お使いの畳の品質によって大きく左右されますが
表替えで三年から十年。
新畳に関しては、大きい隙間が出てきたり歩いたときに柔らかくなってたり、でこぼこしてきたときが工事の目安です。
無料診断もやっておりますので、お気軽にお問い合わせください。

Q.表替えの工事の日数だったり、そのときにお使いになる畳の種類について教えてください。

A.お子様の遊び場や1日の疲れを癒す和室に一週間も畳がないのは不便ですよね?
当店では、近隣であれば16枚前後、即日納品いたします。
16枚以上であっても、日にちを分けて、その日お預かりした分はその日のうちにお戻し
いたします。
また、フローリング対応の置き畳や、今人気の縁なし畳も扱っており、襖、障子、クロスをトータルで、ご提案させていただきます。

Q.その洋室用の置き畳だったり、縁なしについての工事の日、日数は何日ぐらいだと思っておけばいいですか?

A.置き畳はだいたい一週間。
縁なし畳に関しても、一間であれば即日できます。
つまり、一間、例えば六畳一間だと、半畳でいうと12枚タイプだと即日可能です。