使い切った畳は粗大ゴミ?燃えるゴミ?うっかりミスを事前に防ぐ産廃の方法と料金のまとめ

長いこと畳を使っていると、足触りがフカフカデコボコになったりしていませんか?

そろそろ新調にしようと思っても、既存の畳をどうやって処分していいのか悩むところです。

ご自身で処分しようと思っても、重さや大きさに手間取ることも多いはず。

そこで今回は畳の処分に関する疑問を解決しようと思います。あなたにあった畳の処分方法を知って、トラブルにならないよう正しく廃棄しましょう。

 

畳は産廃に出すより燃えるゴミや粗大ゴミで出した方が何倍もお得!?

畳の土台となる畳床(たたみどこ)も種類がたくさんあり、昔からあるワラを主体にした物から

上下がワラで、中心に発泡が入っているタイプ。

そして近年では、上下が木質系のボードで中心に発泡が入っている畳床が主流となっています。

これらの畳床にイグサでできた畳表を張り付け、長手方向に布製の畳縁(たたみべり)を付けたのが畳となるわけですが、畳床の種類によって産廃の方法が違ってきます。

畳で燃やせるゴミと粗大ゴミで出せる可能性が高いのは、ワラを主体とした畳です。

しかし、重くて大きい畳をそのまま出すわけもいかないので小さく刻んだり、ワラを縫ってある糸を取ってワラの状態にしなければなりません。

時間と労力がかかる他、大量のワラが出るために一度に出すと収集車が回収してくれなかったり、ご近所にも迷惑がかかるので、少量づつ時間をかけて出す必要があるために、現実的な方法とは言えません。

また、粗大ゴミとして出す場合も二週間ぐらい引き取りにかかってしまったり、クリーンセンターに持ち込みに限り一定の重さまで無料としている自治体もあります。

全国統一のルールではなく、地方自治体によって決まりがありますので、電話で確認してから処分方法を決めるのがいいでしょう。

 

エコに徹するならリサイクル業者が畳の産廃にはオススメな訳とは?

使い切った畳は、通常焼却処理をするために発泡などが入った畳は産廃できないとご説明してきましたが、リサイクル業者の場合はほとんどの畳を処分するととができますので、お近くにリサイクル業者がある場合はお得かもしれません。

ここで集められた畳は、粉砕器にかけ用途にあわせて細かく砕いたのちに、農家さん向けのカットワラになったり、固形燃料として生まれ変わります。

ただし、持ち込みはできても一般のご家庭まで回収していないところがほとんどなので、車で運ぶことができる方に限ります。

また、畳が水等で大量に濡れている場合は通常料金1枚1,500円〜2,000円よりも加算されることがあり、シロアリなどが食べた畳だと受け取りを拒否される場合がありますので、事前に確認することを忘れないでください。

                                                               [畳から作ったバイオマス燃料]

 

新調ついでに畳店に引き取ってもらうのがベスト!?依頼の仕方で料金に違いが!

使い切った畳をそっくり新調にする場合、既存の畳は有料で畳店が引き取ってくれます。

価格は1枚2,000円〜3,000円が相場のようです。

しかし、畳だけの処分で回収に行く場合は、価格が産廃業者と同じくらいの倍近くになったり、交通費を請求されることもあるので、ここでも事前の確認が必要となります。持ち込みの場合は通常料金を取っているところが多いみたいです。

リフォームなどで必要なくなった畳は、他の廃材と一緒に産廃できるかリフォーム会社に聞いてみるといいかもしれません。

 

まとめ

使い切った畳は畳店に引き取ってもらったり、燃えるゴミや粗大ゴミ、そしてリサイクル業者などさまざまあります。

「早く処分したい。」「安く費用をおさえたい。」などの優先順位をつけていくと、どのようにして産廃していいのかがわかってくると思います。

事前確認をした上で、あなたにあった産廃の方法を見つけていただければ幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます。