中学校武道必修化と国際規格の柔道畳。東京オリンピックでの素材とサイズとは。気になる値段も大公開。

東京オリンピックもいよいよ来年に迫ってきましたが、数少ない日本発祥のスポーツといえば柔道ですよね。
投げ技、固め技など100種類の技を主体に10メートル四方の柔道畳の上で、一対一の対決を繰り広げます。
1964年、日本で初開催となった東京オリンピックで初めての競技種目となり、現在では199ヶ国の地域の加盟によって成り立っています。

お家の畳と何が違うの?国際規格の柔道畳

柔道にとっても切っても切り離せない物といえば畳ではないでしょうか。畳といっても一般的な畳ではなく、投げ技を決められても、衝撃を受け止めて体へのダメージを緩和してくれる専用の柔道畳です。
柔道畳は表面となるゴザ状の畳表(たたみおもて)と芯材となる板状の畳床(たたみどこ)の2つから
構成されています。一般の畳は畳表の両端に布状の畳縁(たたみべり)がつくのですが、柔道畳は今流行りのヘリ無し畳となっています。

道場一面にかかる値段とサイズの最新版東京オリンピックの今と昔で素材が違っていた

1964年の東京オリンピックまでは、自然素材の七島藺表(しちとういおもて)という強度があり耐久性に優れている
畳表が使われていました。この七島藺表を使った畳が本当の琉球畳となります。ピーク時には500万畳あまり出荷されていましたが、今では生産者も10名を切って3000枚弱となり、入手困難な大変貴重な畳表となっています。
日本の柔道から世界のJUDOとなると、畳表は塩化ビニールになり、テレビでよく見るグリーン、イエロー、ブルーなどカラフルな畳になりました。畳どこも昔ながらの稲わらではなく、インシュレーションボードを主体に2層から3層になる発泡ポリプロプレンでクッション性を高めています。
サイズは3種類。w880×h1760とw910×h1820があり、さらに国際規格サイズw1000×h2000があります。もちろん道場一面に敷く場合はオーダーサイズもできるので、ご安心ください。
値段は1畳25000円〜40000円で採寸、搬入、送料が別途必要となる場合があります。また、畳表だけを新しくする工事もありますので、柔道畳に詳しいお近くの畳店にお問い合わせください。

中学校武道必修化と柔道畳のまとめ

昔の日本の柔道畳は七島藺表という自然素材を使っていたことがわかりました。それが国際企画の柔道畳になるにつれ、少し寂しい気持ちになりますが塩化ビニールへと姿を変えました。しかし平成24年から全国で中学校武道必修化が始まり、柔道をはじめ武道の人気もさらに高まることとおもいます。そこで今回、所沢市内の中学校に新しい柔道畳と入れ替えてきました。今までの柔道畳はワサビ色と赤のオーソドックスな色でしたが、今回は場外をグリーン、対決する場内をイエローで一新。畳の敷き方も国際規格をクリアした敷き方に変更しました。また、柔道武道まっしぐらのお子様の練習場として自宅に柔道畳を敷かれるケースも増えてきました。全国対応できますので、一度ご連絡いただければ幸いです。