これさえ知っていれば注文手順はいったって簡単!?ベストな季節と畳の張替えにかかる日数とは

長いこと畳を使っていると、ささくれたり汚れが目立ってきたりします。張替えを検討する段階になって、どのような手順で注文したらいいのか分からなく、電話するのにも躊躇してしまうはずです。

そしてやっぱり気になるのが畳を張替えるならどの季節がベストなのか?また日数はどのくらいかかるのかでしょう。

そこで今回は畳店に注文する手順と、張替えに適した季節、日数についてまとめてみました。

みんながやる季節に畳を張替えない方がいいその理由とは

畳の張替えを希望されるお客様から「畳はどの季節にやるのがいいの?」とよく聞かれることがあります。滅多に張替えすることのない畳ですから、その気持ちは痛いほどよくわかります。ベストな季節にやればカビやダニの心配をしなくていいという思いからのご相談でしょう。

私の考えでは一年中がベストの季節だと思います。張替え時期や使用頻度の違いは各ご家庭それぞれで、張替え時期を向かえているのに3ヶ月や半年も待っていたら、畳の土台である畳床(タタミドコ)まで悪くなってしまう他に、健康的にもよくないと思います。

またそれぞれの季節にはたくさんのメリットがあり、1,2月は寒いですが空気が乾燥しているので、乾燥が好きな畳にとってはいい季節です。3月〜5月は気温も上がり、お彼岸や年度の切り替えで新しい生活を過ごすにはもってこいです。6月〜7月は梅雨ですが湿度さえ気をつけていれば畳の調湿作用とも相まって、ジメジメした季節が快適になります。8月〜9月は気温が高いために、湿った畳を天日干しするにはいい季節です。畳店に相談すれば張替えと一緒にやってくれます。10月〜12月は新年を新しい畳で過ごすにはベストの季節です。

逆にデメリットもありますが、畳店が納品時に注意事項をお知らせしますので安心してください。

畳の張替えは日数がかかるから寝場所を変える?住宅事情を考慮したプロの仕事の妙

畳の張替えでもうひとつ心配なのが、どのくらいの日数がかかるかです。一週間も畳がないと寝る場所さえ困ってしまいます。

2部屋で12枚ぐらいだと、朝引き上げて夕方には納品できる畳店が多いようです。これでしたら日中畳がない時に換気をしてお部屋を乾燥させることができます。

ただしお隣同士でも住宅環境が同じとは限りません。畳に湿気があったり、畳を上げた床板が一日じゃ乾きそうもない時は、数日お預かりすることをお提案させていただく場合もございます。その時は時間の許す限り畳店に預かってもらうことをオススメします。

なんて言っていいか分からなくても通じるから大丈夫!?畳の張替え申し込み手順とは

初めての畳替えの注文は手順もわからないので緊張すると思います。私も慣れない注文をするときは、専門用語がわからずにどうやって伝えていいのか不安になります。

しかし電話で注文して即工事とはならないので安心してください。畳の張替えの申し込みは電話やホームページのお申し込みフォーム、ファックスなどでできます。

お電話でお名前、住所、電話番号をお聞きしたら下見の日にちを決めます。これは畳の状態が一軒一軒違うために必ず必要となります。サンプルも持参するのでお部屋にあった畳の張替えをお選びください。

その場でお見積もりをお出ししますので、それでよろしければサインをいただき工事日を決めます。これまでが畳の張替えのお申し込みから工事までの手順となります。わからないことがあれば下見でお伺いするときに畳店に聞いてください。

まとめ

畳の張替えは季節だけで選ぶのではなく、使用頻度や年数も考慮に入れて選んだほうがメリットがたくさんあります。張替えをお考えの方はしっかりと下見をしてくれる畳店を選ぶのが得策です。